畳の敷き方についてのアレコレ
こんにちは、
トマトです。
先月末、長野県の大町温泉郷に畳の採寸に行った時の写真をいただいたので大公開。
早く着きすぎたのでのんびりしてました。
そういえば…この畳の敷き方…さすが宴会場とでもいうべきか、
広い場所特有の敷き方なんですよね…。
よく見てください、一列でしょう。
ちなみにこれ、一般的に
「不祝儀敷き」って言われています。
お寺や宴会場などの広い場所ははだいたいこの敷き方です。
名前は悪いですが、大広間は基本的にこれでないといけないようですね。
ちなみに
「祝儀敷き」は3枚目の画像の方です。よく家庭で敷かれてるやつ…。
あ、最初からこの形で並べる敷き方だと、敷きかえる場合とは意味合いは違うので、大広間をご利用される方もご安心ください。
今では畳が一般的なものになったせいか廃れてしまった文化ですが、
昔は行事によって畳の敷き方を変えていたそうで、その名残の名前なんだとか。
角が交わって十字になるのがNGだったそうですよ。
「死」を連想させるせいでしょうかね?4枚4辺4角4線…。
ともかく、平安から鎌倉時代までは…
今で言う置き畳のスタイルだったようで、枠がないので敷き替えが簡単にできたんですって。
当時、畳は超高級品だったようで、畳>命という噂も…。
ちなみに、一般的に普及しはじめ、
畳を固定して使われるようになったのは室町時代なんだとか。
…とすると、ではそれまで床はどうなっていたと思いますか?
そう、今でいう
フローリングです…。
昔の人が最先端いってるみたいで面白いですね。
ちなみにジブリのかぐや姫の物語でも置き畳形式だった気がします。
ほかにも色々敷き方についてのお話はありますが、今日はここまでで失礼しますね!
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カネコ畳工房 (有限会社 カネコプランニング)
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